Swingyの音楽日記

ジャズピアノの演奏・レッスンと、それに関わる身体動作について研究・練習していることなど

ピアノを弾いて疲れる理由

ピアノを弾いて疲れる理由を考える。


体が疲れますか? 
頭が疲れますか?

一番動いているのは、指だという方が多いと思いますが
指が疲れるという方は、そんなに多くないのではないで
しょうか。指には筋肉が無いそうですし。

肩とか、首とか、腰とか、あるいは頭などが疲れる
のではないでしょうか?

よく指を動かすとボケ防止になるというように、
指を使うということは、頭を使うことにもなるそうです。

それで頭が疲れるのかな?
いや、他にも原因があるように感じます。

もちろん、演奏をああしよう、こうしようというようにも
頭を使います。

しかしピアノを弾いていて、意外と肩、首、頭を疲れさせて
いるのは、目を酷使していることではないかと感じます。
あるいは、力んで見ていることによる緊張、体の強張り。

楽譜を見る。
しかも二段だったり、音を複数同時に弾かなくてはならな
かったり、あるいはコードを読み取ったり。

鍵盤を見る。
これも右手の方と左手の方。
これも、同時に複数の音があったり、大きく跳んだりと
かなり大変。

一生懸命見れば、当然力みます。
鍵盤を踏み外さないようにという怖さからも力みます。

また、譜面を見ようと身を乗り出すと、頭を支えている
のが大変になります。

それで首や肩や腰が力み、さらに息までもつまってしまう。
そんな状態で無理やり手先ばかり、動かしますから、
疲れるし、痛みも出ます。

盲目のピアニストが、時々頭を振って演奏しているのを見かけます。

もし、演奏中ああなるのが自然だとすると、身を乗り出すほど
でなくても、頭の位置を固定しているだけでも、多少力んで
しまうのかもしれません。

ですから、慣れた曲を一人でのんきに目を閉じて弾く。
時に頭を振るくらいのつもりで、鼻歌交じりに弾いていれば、
ほとんど疲れません。鼻歌交じりなら、息もしている。
これが楽にできればOK!

でも、初見で弾くときもしょっちゅうある。
そこで、訓練が必要になるわけですね・・・。

目を閉じて鼻歌混じりに弾けていているときは、どこが
どうなっているのか把握しておいて、初見の時でも、
極力それと同じような体の状態になれるように練習して
みると良いかと思います。



■■バド・パウエルの話と動画

バド・パウエルというピアニスト
盲目ではないのですが、残されている映像を見る限り、
譜面も鍵盤も全然見ていません。
いつも唸っていて(歌っていて)頭は上下に動きます。
大好きなピアニストですが、弾き方もフレーズも、まねし
たことはありません。

以前、生徒が、「バド・パウエルみたいに、下を見ないで
壁を見て弾けるようになりたい」と言ったときも、
「パウエルは、イっちゃっててああ弾いてるだけだから、
まねしないで」と答えたのですが、2~3年したら、
僕がこんな風に弾いてるかもね(笑)

Bud Powell - Anthropology (1962)

0:32 真上からの映像 なんと、ピアノに正対していない!
4:32 頭も右に傾いてる。

ピアノを弾いて疲れる理由、目に注目して考えてみました。
(続く)

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それにしても今日(8/20)は暑かった。
夕方、教室に入ったら、38度近くを指していた温度計。
 ↓↓
K3300106.jpg
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  1. 2014/08/20(水) 23:59:00|
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