Swingyの音楽日記

ジャズピアノの演奏・レッスンと、それに関わる身体動作について研究・練習していることなど

ナンバ歩き

ナンバ歩きができるようになってきました!

ナンバ歩き、あるいはかつての日本人の歩き方には
諸説あり、はっきりはわかりませんし、色々あった
かもしれませんので言及を避けますが、とりあえず、
左右同じ側の手足が前に出るのを「ナンバ歩き」と
呼んでおきます。

盆踊りや、相撲でのスリ足が、手足同じ側を前に
出すナンバの動きになっているそうです。

階段を上るときに、ナンバ歩きが楽だと聞いたので、
階段を上るときに、いつもナンバで上っていました。
また、少し前に書いたように、「胸から下は足」
というイメージもセットでやっていたら、だいぶ
慣れてきて、平地を歩くのもナンバで歩けるように
なりました。

もっぱら自己流でやって、たどりついたやり方は
以下のとおり。

1st Step
手と足は、同じ側を前に出すということだが、
手は、振りはしない。

手は、足の付け根の前でグー。

足を開いてかがめば、そのまま相撲の、
ハッケヨーイの構えになる(笑)


そして、缶ぽっくり。

缶ぽっくり、ご存知ですよね?
缶は無しで、あれをやる。
エアー・缶ぽっくり。

腕を丸ごと上げるのではなく、肘から先だけ上げる。
そうすると、大腿骨と、手の肘から先が平行に動く。


2nd Step
今度は、手(肘から先のみ)を上げるときに、
その手を外に向けて回転させる。

もう一方の手は、逆に内に絞るように回転させ
ながら下へ。

帯をギュッと締めるような動きです。

左足を出すときに、左手を外に上に回転。
右手は、内に下に回転。

それを、歩きながら左右交互にやると、踊って
いるみたいで、ノリノリな人に見えます(笑)

歩き続けていると、
上げる手が、足を持ち上げているようで、
下げる手が、足を下に押し込んでいるようでもあり、
結構力強いです。

なるほど、山や田畑の多かった日本にぴったりだな
と感じました。

缶ぽっくりや竹馬も、左右同じ側の手を前に出し
ますから、ナンバ歩きをしていなければ、生まれな
かった遊び道具でしょうね。

手の位置は、もっと上でもOK。
胸の前でぐるぐる回すと踊ってるみたいで楽しい
ですが、ボクシングのまねごとをして、
「おらおら、かかってこいよ」とやっているようでも
あり、そう受け取られると危険ですね(笑)


振り返ると、最初に書いた、階段を上るときの練習
以外にも、ナンバができるようになる伏線は色々
あったことに気がつきました。

2年前に甲野善紀さんが、腕について、肘までが
自分で、肘から先は自分じゃなくて道具と言って
いたのを聞いて、では、足も膝から下は自分じゃ
なく、竹馬か缶ぽっくりに乗ってるようにして
みようと試したこと。

去年から足袋シューズを使って、股関節を緩めて
歩いていること。

最近、しょっちゅう上腕を横にブラブラさせて、
肩がとても緩んできたこと。


股関節を緩めて歩くと、左右同じ側を前に出しては
いなくても、着物を着こなしてるの歩き方や、神輿
を担いでいる人の動きに近くなります。

つまり、ナンバというのは、左右同じ側を前にだす
ということ以上に、股関節、膝関節など、足の関節
を緩めておくことが肝なのではないかという気が
してきます。

しかし、緩め過ぎれば地面にベタっとなってしまう
わけで、足の関節を、「脱力する」というよりは
「弾力を保つ」とか、「俊敏に動ける状態を保つ」
表現した方がうまく伝わるかもしれませんね。

股関節の弾力。
神輿を担ぐ時の歩き方などは、弾力をふんだんに
使った歩き方。
よそ行きの着物で、スッと歩くのは、弾力を感じ
つつ、抑えた歩き方。
現代の西洋式の歩き方だと、股関節の弾力は、もう
放棄している感じ。

しかし、ヨーロッパの方が先に道路や家屋が整備
されて、それにつれて現代のスマートな動きになっ
ただけで、1000年2000年遡れば、ヨーロッパだって
もっと野生的な(俊敏だったり、力強かったり、
躍動的だったりする)動きだったようです。

音楽もまた、それらに連動した変化をたどっている
のでしょう。

◆参考

映像を探したら色々ありましたので、ご紹介します。



●日本伝統の歩行法、ナンバ歩きで脳の活性化!
(盆踊りや、相撲での動き 8分過ぎから実演)


●(株)ミズノ 上野さんのナンバ歩き講座  
 (12分から実演)

僕はまだ、四六時中ナンバ歩きをしているわけでは
ありませんが、やるときは↑と同じやり方。

↓こんな風にできたらかっこいいですね!

●甲野善紀さんのナンバ歩き (30秒~実演) 

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  1. 2013/05/22(水) 11:42:59|
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キースジャレット・トリオ(5/18修正)

5/9、キースジャレット・トリオのコンサートに
行ってきました。

昨年、ソロコンサートには行きましたが、
トリオは、20年ぶり2回目。

オーチャードホールで、前から15列目くらい。
ピアノの音は良いとは思えなかったけれど、
演奏する姿は良く見えました。

しゃれたイントロやエンディングは一切なし。

カウントではじめるか、あるいはキースが
いきなりテーマのメロディを弾き始め、
二人はそれを聞いて途中から入ってくる。

ソロの順番や長さなども、気のむくままで、
長く一緒にやってきた三人が、変幻自在に
音楽をつむぎだしていく様子を楽しむこと
ができました。

具体的にどんな曲をどんな風に演奏した
というようなことは、たぶん多くの方が
書かれると思いますので、違う角度から
、、、というか、僕の興味の強い方向で
ということですが、、、書いてみます。

キースの演奏フォーム、良く知られたとおり
ずいぶん動きますが、どの瞬間も、穴の開く
ほど見つめて、目に焼き付けて参りました。

ソロで見ているときは、彼のフォームと僕の
フォームとは全くつながらなかったのだけど、
トリオでの演奏フォームは、僕が今やろうと
しているフォームとつながりを感じました。
肘の位置とか足幅とか。

かなり動くのに、足幅がいつも狭いというのは、
ジャズピアニストとしては珍しいような気が
する。

ちなみに、イスに座っているとき、膝の幅は
こぶし3/4ほどの幅にしておくと、上半身が
うまく使えるそうで、男性にとって、これは
やや狭い幅だが、キースは見事にその通り。

ノリノリのジャズでは使わない、ソフトペダル
(左足で踏む)だけど、キースの場合は時々
使うみたいだから、その影響なのか、あるいは
それとは別に、寄せておく意識があるのか。


トレードマークのうなり声も聞こえなかった
し、若い頃と比べると動きはだいぶ控えめに
なっている印象。
逆に僕はこれからどんどん動くようになって
いくだろうから、今のキースくらいの年に
なったら、(68歳だそうです)僕もあんな
フォームで弾いているかも。
演奏内容はともかく、フォームだけは(笑)


話はいったん変わって、僕の教室でのこと。

他の先生のところでレッスンを受けた人が、
僕のところに習いにくると、左足で2拍4拍
を踏んでリズムをとっている人がよくいます。
それが軽やかにできていればいいのですが、
ぎこちないのに一生懸命やっていると、演奏
に差し支えるので、表拍も含めて4拍で踏んで
もらったり、あるいは、歩くときのように
右左交互に踏んでもらったりします。

右左交互というのは、殆ど誰もやっていない
し、あまりかっこよく見えないのでお薦め
しづらかったのだけど、なんとキースが
それをやっていた!
でもキースがやると自然なんだね。

たぶん動きに注目してなければ、キースが
それをやっていることすら気がつかないん
じゃなかろうか。


あと面白かったのは、3人の体つきがよく似て
いたこと!

元々・・ではないよね?

キースは心身ともに色々なワークをやっている
ようだし、三人であれこれ研究しながら、
体作りをしてるのかな?

それとも30年一緒に音楽をやっているうちに
似てきたのだろうか?

だとしたらとっても面白い。

三人とも素晴らしく緩んでいて、やせていて、
特に手が細長くて、頭部がかなり前。
まあ、頭部がかなり前なのは、加齢による
のかな。

緩んでいたとは言っても、あいさつで三人が
並んでたったとき、
ベースのゲイリー・ピーコックは右肩上がり
ドラムのジャック・デジョネットは左肩上がり
キースはほぼ同じ高さ。

演奏時に腕の位置が高い方とは逆の肩が上がっている!?

演奏シーンを思い浮かべて考えると、演奏時
に、あまり腕の高さを動かさない側の肩が高
くなるということかなと推測。


素敵な演奏、良いコンサートでした。
刺激にもなりました。
僕も頑張ります。
  1. 2013/05/10(金) 12:33:48|
  2. 聴いてる(ライブレポ他)
  3. | コメント:0

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